2020/03/25 妊娠中や授乳中のエックス線検査について 奥山 義和
エックス線検査は、目で見ることが出来ない所に対して正確な診断をさせてくれたり、治療の過程でより精密な治療が出来るようにアシストしてくれる大変有用な検査であります。
しかしながら、妊娠中や授乳中のエックス線撮影についてはご心配な方がいらっしゃると思います。
日本人が1年間に自然に被ばくする放射線量は約2,1mSV(ミリシーベルト)と言われております。
当院で採用されているデジタルデンタルエックス線検査は0.01mSV程度
また、顎全体を撮影するデジタルパノラマ撮影検査は0.01mSV~0.02mSV、
インプラント治療や親知らずの位置を知るための歯科用CTは0.01~0.1mSV程度とされております。デンタルエックス線検査で年間被ばく量の1/200
,パノラマエックス線撮影では1/100となっております。
しかも撮影時には鉛入りの防護エプロンを使用いたしますので、口腔以外の他の部位には被ばくが極力少なくなるように致しております。
妊娠中や授乳中の方も、必要以上に心配されることはないと思われます。